ブル中野のスナックに行ってきた
2017年発行のエリコ新聞より再掲
中野に、ブル中野のスナックがあるというので、行ってきました。ブル中野といえば、女子プロレスのレスラーです。いわゆる「ヒール」(悪役)です。子供の頃の記憶といえば、場外乱闘で椅子を持って暴れて、暴虐の限りを尽くしていたのがブル中野さんです。
しかし、最近、しくじり先生という番組に出て、当時のことを語っていたのを見て、印象が変わりました。ブル中野さんは引退した後、なぜか、プロゴルファーになろうとして迷走してしまった人だったのですが、その迷走の裏にはプロレスの世界でずっとナンバー1であり続けた人の苦労が語られていました。
いや、だってさ、プロレスで世界でもナンバー1になって体力の限界を感じて引退しても、その後の人生ってどうしたらいいかわからないよね。会社員になるわけにもいかないし、毎日ブラブラしているわけにもいかないし。プロゴルファーになるって言い出してもおかしくないよ。人間、やることがないのが一番辛いんです。私は10年無職だったからその辛さがすごくよくわかります・・・
それは置いといて、ブル中野のお店、「中野のブルちゃん GIRLS婆BAR」(店名からしてもう・・・)はすごかった。入り口には全盛期のブル先輩の等身大パネルが。
等身大パネル
もう、殺されてもおかしくない勢い。怖くて子供なら帰りたいと言い出しかねない。思ったけど、女子プロレスのヒールってビジュアル系と似たメイクと衣装ですね。
高鳴る胸を押さえて店内に入りました。店の中にはベルトが飾ってあったり、お客さんとの旅行の写真が所狭しと飾ってありました。
そして、憧れのブル中野先輩は(勝手に先輩と呼ばせてもらうことにしました)美人だった。しくじり先生でも見たけど、ほっそりしているのに、胸はどーんと巨乳。
左端の青い腕がKさんです。ネットのため消しておきました。
ブル中野先輩の胸に顔をうずめたい!!
ブル中野ママと、私とお友達のKさんとのスリーショット。
気さくなブル中野さんにドキドキです。
私も有名になってお店を開きたい。
ママって呼ばれたい(子供いないし)
この日、私は一人では心細いので大人の男性Kさんに同行を頼みました。メニューは居酒屋の倍くらいと言ったとことでしょうか。まあ、ママという付加価値があるから仕方ない。しかし、私は貧乏なので、外であまり飲まないし、たまに飲むときは、サイゼで飲んだりしている。サイゼで飲むと安いよ!
Kさんはママにも他の店員にもお酒をおごった上に、お高いステーキを2人前頼んでいた。私は飲むときは脳内で計算しながら飲むのですが、この日は恐ろしくて計算ができなくなった。だって、高いんだもん!
お金のことばかり気にしているとせっかく来たお店で楽しめないので、店員さんと話す。お店の人はみんな元レスラーだそう。レスラーの人が現役を退いた後どういう生活をしている人が多いのか聞いてみたのですが、結婚する人が多いそうです。もちろん、歳を重ねても現役の人もいますが。ジャガー横田さんとか。
それと、みんなプロレスを始めた理由が似ていて、当時、流行していたクラッシュギャルズとかのアイドルのようなレスラーに憧れて入ったそうです。確かに、リングの上で歌ったりしていたし、CDも出していたような。でも、そういう可愛いレスラー(ファニーフェイスと呼ばれているらしい)に憧れるなら、いっそのこと、芸能界に入ってアイドルになればリングじゃなくてステージで歌えるのでは?と思ったけど言わないでおいた。彼女たちはリングの上で歌いたかったんだよ。きっとそうだよ。戦って歌いたかったんだ。
意外と普通のメニュー
それと気になったのが、スナックのメニューが意外と普通だったことでした。私は前に、坊主バーに行った時に、カクテルの名前が「極楽浄土」とかだったので、こっちでも技の名前とかがメニューにあったら面白いなと期待していたのですが、そんなことはなかった。カクテルで「ダブルラリアット」とか「パイルドライバー」とかあったら楽しいのに。
そして、この日はテレビの取材が来ていました。「開運、なんでも鑑定団」に出演するとのことで、お店の様子を撮りにカメラが入りました。私たちは一見さんなのに、まるで常連のごとく、グラスを掲げて「かんぱ〜い」とか言っていました。
2017/02/04発行のエリコ新聞
カタンというボードゲームをご存知ですか?私はこのボードゲームが死ぬほど好きで、一時期、カタン会という会まで開き、心の広い喫茶店でみんなでカタンをする会を開いていたのですが、コロナにより断念しています。今は彼氏のタケとしかできない。またカタン会やりたい。
カタン(Amazonのリンクに飛びます)
ブログ更新しております。おジャ魔女どれみの話。
フリーペーパーのエリコ新聞も最新号ができました。
<エリコ新聞配布店>新宿の模索舎、下北沢のB&B、大阪のシカク、西荻窪の今野書店、幕張のlighthouse、大阪の清風堂書店、ときわ書房志津ステーション店、まるさんかくコーヒー、雑貨と本gururi、百年の二度寝、芳林堂書店高田馬場店
うーたんがお布団にしているよ
7月16日にタケと東京ドームに行って、カープの試合を見てきました。カープの大ファンで毎日試合結果を気にしているのに、内野席で試合を見たことがないというので、誕生日プレゼントとしてチケットを取りました。いつもは弱いカープがこの日は信じられない強さを発揮し、タケもご満悦でした。しかし、今は野球チーム内でクラスターが発生しているそうで(相撲もやばい)試合を見に行けたのは奇跡的だった。
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小林エリコ個展(8月10日〜14日まで)*12日はお休み
会期:2022年8月10日〜14日まで(12日のみお休み)計4日
時間:12時から19時まで(10日のみ14時から)
作者在廊日:10日(水)13日(土)14日(日)
会場:ギャラリーharu
杉並区高円寺南3-42-14 フラワーコーポ103
(JR中央線・総武線高円寺駅下車、徒歩8分 ※中央線は土日は止まりません)
(メトロ丸ノ内線 新高円寺駅下車 徒歩12分)
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新しい絵もこの間、制作しました!額装して販売します。値段は1万円から2万円の間くらいです。大きさはB2です。
ドローイングは一枚3千円で販売予定。その場で持ち帰れます。額装する予定。
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デビュー作『この地獄を生きるのだ』(イースト・プレス2017)
『生きながら十代に葬られ』(イースト・プレス2019)
『わたしはなにも悪くない』(晶文社2019)
『家族、捨ててもいいですか?』(大和書房2020)
『私がフェミニズムを知らなかった頃』(晶文社2021)
『私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに』(幻冬舎2021)
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